2023.10.17

【2023】鎌倉・北鎌倉の紅葉スポット12選！見頃時期と長谷寺や明月院などの秋絶景も

鎌倉・北鎌倉の紅葉の見頃はエリアによっても変わりますが、例年11月下旬～12月中旬頃と比較的遅い時期になるため、一般的な紅葉シーズンが終わったタイミングでも楽しめます。

今回は、鶴岡八幡宮や長谷寺、建長寺、円覚寺、明月院、源氏山公園など、おすすめの紅葉スポットを紹介！ぜひ参考にしてみてください。

※この記事は2023年10月4日時点での情報です。休業日や営業時間など掲載情報は変更の可能性があります。
記事配信：じゃらんニュース

鎌倉 長谷寺【鎌倉市長谷】

150本ものイロハカエデや、水面に映る紅葉にもうっとり

［見頃時期］11月下旬～12月中旬頃

奈良時代736年（天平8年）に徳道上人により創建されたと伝わる、鎌倉有数の古寺。通称“長谷観音”と呼ばれるこちらの境内では、四季を通じて美しい花木が見られる様子から“鎌倉の西方極楽浄土”とも言われています。

本尊は十一面観世音菩薩立像で、高さ9.18mと迫力のある尊像です。2021年に本尊の造立から1300年の節目を迎えました。

境内にはおよそ150本ものイロハカエデが植えられていて、例年11月下旬から12月中旬が見頃です。回遊式の庭園になっている妙智池と放生池周辺では、水面に映る紅葉を楽しむこともできますよ。

［ライトアップ・イベント情報］

［名称］紅葉ライトアップ
［開催期間］11月下旬～12月上旬
［内容］明るい時間からライトアップが始まり、日が暮れるにつれて次第に幻想的な風景へと移り変わる様子がロマンチック。期間中は拝観時間が延長されます。

（画像提供：鎌倉 長谷寺）

明月院【鎌倉市山ノ内】

「悟りの窓」から眺める紅葉に、心を奪われる

［見頃時期］11月下旬～12月上旬頃

あじさいの名所として知られ、“あじさい寺”という愛称でも親しまれている「明月院」。こちらの本堂に設けられた“悟りの窓”と呼ばれる方丈内の円窓からの景色は、鎌倉を代表する絶景と言われています。

季節ごとに移り変わる美しさを、丸い額に入った絵画のように切り取って鑑賞できるのが醍醐味。その丸窓から臨む紅葉は、息を呑む美しさです。

紅葉の時期に特別に公開される｢本堂後庭園（ほんどううしろていえん）｣（料金別途500円）では、その丸窓から見える庭を堪能できるので、ぜひゆっくりと散策してみてください。

（画像提供：明月院）

建長寺【鎌倉市山ノ内】

参道の紅葉に導かれて登れば、高台からの景色も満喫！

［見頃時期］11月下旬～12月中旬頃

1253（建長5）年に鎌倉幕府5代執権北条時頼によって創建された、鎌倉五山第一位の「建長寺」。

国宝の梵鐘や重要文化財の建築が立ち並ぶ境内のほか、裏山の半僧坊まで登れば鎌倉の街や海が一望できます。天気の良い日は富士山が見えることもあり、見どころがたっぷり！

紅葉の季節で特におすすめなのは、建長寺の奥に位置する「半僧坊」への参道で鮮やかに色づくモミジやイチョウの観賞。また、広い境内の荘厳な建築物と紅葉との美しいコントラストも見逃せません。

半僧坊は「天園ハイキングコース」の入口となっているので、歩きやすい靴で散策を楽しむのもおすすめです。

（画像提供：建長寺）

浄智寺【鎌倉市山ノ内】

境内から奥の山まで色づく、圧巻の秋景色が楽しめる

［見頃時期］11月下旬～12月中旬頃

1281年頃に創建された「浄智寺」のご本尊は木像三世仏坐像。県指定の重要文化財で、阿弥陀・釈迦・弥勒（みろく）の各如来は、それぞれ過去・現世・未来の三世に渡って人々の願いを聞き入れてくれる仏様と言われています。

近くにハイキングコースもある境内は、自然豊か。境内から奥に見える丘から山まで徐々に色づいていく様子や、本堂・鐘楼門・書院・茶室など、歴史を感じる建物とのコントラストは圧巻です。

少し足を延ばしたところにある「布袋尊」は、鎌倉七福神のひとつなのでこちらも立ち寄ってみてください。心を落ち着かせ、静かに紅葉を楽しみたいスポットです。

（画像提供：浄智寺）

覚園寺【鎌倉市二階堂】

境内が鮮やかな紅葉で染まる！心静かに秋を感じられる寺

［見頃時期］11月下旬～12月上旬頃

1218年に鎌倉幕府2代執権北条義時が創建した大倉薬師堂をもとに、1296年に鎌倉幕府9代執権北条貞時が創建した「覚園寺」。本堂薬師堂をはじめとする各堂や境内の数多くの仏像、本堂の天井画、豊かな自然などを拝観することができます。

秋になると境内の緑が一斉に色づき、情緒溢れる美しい景色は壮観です！地元の人だけでなく、遠方からも参拝に訪れる人がいるほどです。

2023年の拝観時間は10時～16時まで。夜間拝観など、詳細はホームページ等をチェックしてから訪れてみてください。

（画像提供：覚園寺）

瑞泉寺【鎌倉市二階堂】

“紅葉ヶ谷”と呼ばれる、一帯の深紅の葉も見事

［見頃時期］11月下旬～12月頃

一帯が「紅葉ヶ谷（もみじがやつ）」と呼ばれる谷戸（やと）に位置する「瑞泉寺」。境内はウメ、ツツジ、ボタン、マンサクなど、季節ごとに様々な花で彩られ、特にスイセンが有名な“花の寺”として知られています。

街中から離れているので、静けさもあり落ち着いた雰囲気。庭園のほか、寺の後ろに広がる山々も見事に赤く染まり、晩秋の鎌倉を満喫できますよ。

鎌倉の中でも特に紅葉の進みが遅いエリアなので、12月に入っても見られるかも。散ったモミジが積もって、真っ赤に見えるお寺の屋根も風情があります。

（画像提供：瑞泉寺）

大塔宮 鎌倉宮【鎌倉市二階堂】

紅葉の名所“紅天井”の愛称を持つ、見どころ満載の神社

［見頃時期］11月下旬～12月中旬頃

鎌倉の数ある観光スポットの中で、隠れた名所の「大塔宮 鎌倉宮（おおとうのみや かまくらぐう）」。

神苑内には、見上げるほど背の高い「ジャンボ黄葉」など、境内各所に様々な風景が見られます。なかでも「イロハモミジ」は樹齢約150年もあり、社務所前広場を覆いつくす様から“紅天井”と呼ばれています。

大鳥居の奥に夕陽が沈み、鳥居のシルエットが紅葉に映る景色は必見です。

紅葉写真と栞が付いた季節限定の御朱印「紅天井」もあり、初穂料（1枚500円）での購入が可能。こちらもぜひチェックしてみてください。

（画像提供：大塔宮 鎌倉宮）

源氏山公園【鎌倉市扇ガ谷】

山全体が紅葉スポット！高台からの眺望は絶景

［見頃時期］11月中旬～12月上旬頃

源氏山の山頂一帯に広がる、芝生広場・遊歩道・桜並木を有する自然公園。特に桜や紅葉が有名で、シーズンには県内外から訪れる観光客でにぎわいをみせます。

国の史跡に指定される「化粧坂（仮粧坂）」ではモミジのトンネルを、見晴らしの良い高台からは山全体の色づきを楽しむことができます。

紅葉をゆっくり眺めるなら、「源頼朝像」がある広場がおすすめ！芝生にピクニックシートを敷いて、イチョウの黄色とモミジの朱色に包まれる絶景を堪能してみてください。

（画像提供：鎌倉市公園協会）

海蔵寺【鎌倉市扇ガ谷】

山門へと続く参道の紅葉トンネルが風情たっぷり

［見頃時期］11月中旬～12月上旬頃

鎌倉時代の七堂伽藍が焼失した後、1394年に鎌倉公方足利氏満の命により、上杉氏定が心昭空外を招いて再建された「海蔵寺（かいぞうじ）」。境内の薬師堂は1775年に浄智寺から移したもので、薬師像の仏面を胎内に納めた薬師如来像が祀られています。

鎌倉にあるお寺の中でも紅葉の色づきが早めと言われるこちらでは、山門や、境内に立てられた赤い唐傘、鐘堂（しょうどう）などの周辺を彩る紅葉が特におすすめ。

また、門前の参道も住宅街でありながら、左右に美しいモミジやカエデが植えられ、“まるで紅葉のトンネルのよう”と評判です。

（画像提供：写真AC）

鶴岡八幡宮【鎌倉市雪ノ下】

古都鎌倉を象徴するスポットで、鮮やかな紅葉を満喫

［見頃時期］11月下旬～12月中旬頃

境内には歴史的な建造物が点在し、伝統的な神事も数多く行われている「鶴岡八幡宮」。源頼朝公が、現在の材木座に祀られていた八幡宮を1180年に現在の地に遷して以来、鎌倉のシンボルのひとつとして変わらず親しまれています。

紅葉の時期、色づいた木々が艶やかに彩る境内で特におすすめなのは、源平池や柳神池周辺の散策。紅葉したカエデやハゼ、モミジなど、多種にわたる葉がキラキラと光る水面に映ってとても美しいですよ。

鎌倉駅から徒歩10分、にぎやかなエリアを通りながらお参りに行ける抜群のアクセスもうれしいポイント。グルメやショッピングなども楽しみたいですね。

（画像提供：鶴岡八幡宮）

日蓮宗 霊蹟本山 比企谷 妙本寺【鎌倉市大町】

鎌倉駅から徒歩8分。市街地にある自然あふれる癒しの寺

［見頃時期］11月下旬～12月下旬頃

1260年創建の「日蓮宗 霊蹟本山 比企谷 妙本寺」。鎌倉駅からほど近くにありながら、広大な境内で四季折々の花木を楽しむことができる自然豊かなスポットです。

春の桜、夏の新緑、冬の梅など、季節ごとに表情を変え、地元の人たちの憩いの場となっています。中でも秋の紅葉は見事で、境内のいたるところが赤や黄色に染まり見惚れてしまうほど。参拝と一緒にゆっくり散策しながら、秋を満喫してくださいね。

（画像提供：日蓮宗 霊蹟本山 比企谷 妙本寺）

浄妙寺【鎌倉市浄明寺】

大きなイチョウの落葉は、まるで黄金色のじゅうたん

［見頃時期］11月下旬～12月上旬頃

鎌倉五山五位の格式あるお寺「浄妙寺」では、紅葉の季節になると、山門や境内、その周辺は色とりどりに染まった木々でいっぱいになります。本堂すぐそばにある大イチョウは、葉が落ちた地面も美しく黄金色のじゅうたんのようです。

お抹茶と生菓子がいただける茶室の「喜泉庵」から、のんびり眺める紅葉もおすすめ。また、境内を抜けて坂道を上がった先にはおしゃれな洋館のレストランもあり、ランチやアフタヌーンティーも楽しめますよ。

（画像提供：Snapmart）

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